リフォーム事例１　京都市Ｉ邸（築２５年）

色、デザイン、素材にこだわり。町家風カフェのような和モダンの空間に。

住まいの新築を計画していたＩ様は、予算的な難しさから中古住宅の全面改装へと方向転換。デザインに強い会社を探す中、出会ったのが当社でした。「こだわったのは、どこか懐かしい感じが和らぐ和モダンの空間。気に入った写真集を見せると、言葉にできない微妙なイメージまで汲み取ってくれました。」施工も手掛ける当社設計者と直接話ができたことで、柱や梁の色合いや塗り壁の質感、建具のデザインなども、ピタリと感性に沿うものに。また、予算を抑えながらも演出効果を高める工夫として、リビングの壁付け照明を造作で安く仕上げたり、天井を濃色クロスで仕上げてイメージアップを図る演出も採用。「満足の仕上がり」と絶賛していただきました。

寝室として利用されている２階の洋室。既存の障子を床と合わせて着色しそのまま生かすことで、日本家屋らしい美しさが際立つ空間として再生いたしました。また、天井まである大型のクローゼットは扉の取っ手を交換。予算をあまり掛けずに、自分達のイメージに合った空間へと一新いたしました。

和室も風情ある空間へとリフレッシュ。壁は土の質感にこだわった聚楽（じゅらく）塗り、柱や梁は渋めの色調で塗装し天井はクロス仕上げに。現代的でモダンな空間へと生まれ変わらせました。

キッチンとの間仕切り壁に、構造材を利用して飾り棚を造作。
図面や見積には出てこない部分ですが、お客様の喜ぶ顔を見たく、現場を見ながら社長の直間とセンスで作りあげました。
オスモオイルで着色することにより良い雰囲気に仕上がりました。

杉板を使い、天井を照らす間接照明。
40Wの蛍光灯1本ですが、部屋の雰囲気が柔らかくなります。
お客様には、完成し電気を付けるまで分からない演出ですが、ズーデザインハウスで現場に合わせて提案しています。

床の間はモミの一枚板と玉砂利で和モダンの空間に。黒く塗装した壁と木肌で粋な雰囲気を出しました。

階段下のトイレ、天井及び腰壁のタイルにも上から杉板をはりコストを抑えながら全体的に統一感を出しています。

玄関床のタイルは既存のものを利用。和の風情をプラスするべく、窓に格子を設けて扉を一新しました。アプローチには足元照明も設置しております。